流れる小川の水がきらきら輝き流れていく
さらさら擦れる葉音の中、ゆれる木漏れ日が照らす大地
一瞬の無風にさくさくと落ちる落ち葉
あたたかい風に散っていく花びら
透き通るような若葉の緑
別世界へ導いてくれそうな満月の月明かり
人が美しいと感じるものはすべて命が燃える瞬間。
本能をゆさぶり、命が動く。感動する。
汗をにじませ必死に何かに没頭している人
限界を超えようとしている人
悲しみに暮れどん底で絶望している人
感極まって涙する人
信じるものを守り激しくぶつかり合う人
本能がにじみ出る瞬間、人は心を奪われる。
自然が美しいのは、生命が必死に命をつないでるから。
人が美しさを感じ、輝いて見える人がいるのは、その生命の内のひとつだから。
自然の中に人はいる。
人工物も自然の一部。
すべてつながっていて、等しい命で残酷なもの。
生命ひとつに途方もない数の命が犠牲になっている。
平和や平等な権利はヒト特有、ヒトの世界だけにあるもの。
自然はいつも死と向き合っている。
だから美しい。
生命として命を燃やし、死と向き合い、自らを自然に昇華させる
自然と可能な限り一体となり、本質の美しさを知る
その美しさを抽出し体言することで、この地球生命の本能的美しさを伝える
すべてを捨てて、すべてを感じとる、誇り高き自由をもつ放浪者であること
それが生きる形。